この章でわかること
プルリクエスト(PR)とは何か/作る・見る・マージする手順/
1人で使うときのセルフPRのすすめ。
1. PRってなに?
プルリクエスト(pull request、略してPR)
枝で作った変更を、本流(main)に取りこんでもらえないかとお願いするための提案。
変更点・経緯・コメントが1か所にまとまり、あとから何をなぜ変えたかがわかります。
たとえ話
枝で書いた料理レシピを「これ、レシピ集に追加してください」と
付箋つきで渡すような感じ。受けとった人が中身を確認して、OKならレシピ集に綴じる(マージ)、
気になる点があればコメントを返す。
2. 第9章の枝でPRを作ってみる
-
枝をpush(または Publish branch)
第9章の
feature-readme 枝で、変更がpushずみであることを確認。
-
GitHub Desktopの「Create Pull Request」
右上のボタン、または「Branch → Create Pull Request」。
ブラウザが自動でGitHubの画面に切りかわります。
-
タイトルと説明を書く
タイトル:何のPRかひと目で分かるように(例:「READMEに自己紹介を追加」)。
説明(Description):なぜ・何を・どう変えたかを簡単に。
・なぜ:自己紹介がなかったから
・何を:README.mdに2行追加
・確認方法:トップに表示される
-
緑の「Create pull request」
PRが作成されます。PRには連番(#1、#2…)が付き、URLで共有できます。
3. PRの画面を見てみる
PRの主画面。緑の「Merge pull request」ボタンが、本流に合流させる入り口。
覚えておきたいタブ
- Conversation:やりとり全部(質問・コメント・履歴)
- Commits:このPRに含まれるコミットの一覧
- Files changed:変更点を1ページで一覧(緑=追加、赤=削除)
4. マージ(合流)してみる
-
「Merge pull request」をクリック
確認ダイアログ「Confirm merge」を押すと、枝の内容がmainに合流します。
-
枝を消す(おすすめ)
「Delete branch」ボタンで、用済みの枝を削除。
履歴は残るので、いつでもふり返れます。
-
GitHub Desktopに戻ってPull
ローカルのmainを最新にするため、mainに切りかえてPull origin。
5. 1人で使うときも「セルフPR」がおすすめ
仲間がいなくても、PRを作る価値はあります:
- 変更点をひとまとめで見られる(Files changedタブ)
- 意図と理由が後から読める(説明欄)
- あとから検索できる(PR番号で参照可能)
枝→PR→マージ、を習慣化すると、リポジトリがきれいに育ちます。
コンフリクト(衝突)
同じファイルの同じ場所を、別の枝でも直しているとコンフリクトが起きます。
PR画面に赤い警告が出るので、案内に従って手もとで解決→push。
むずかしいときは、まずmain を pull → 自分の枝にmergeしてから解決すると見通しがよくなります。
まとめ
枝で作業 → PR → マージがGitHubの王道の流れ。
1人でもセルフPRで意図を残す。
つぎは、本格的にみんなで使うコラボレーションへ。